平成30年(2018年)7月西日本豪雨について・緊急集会


記録的な大雨となった西日本豪雨(平成 30 年7月豪雨)は、広い範囲にわたり河川の氾濫、土砂災害など多くの被害をもたらしています。砂防ダムやため池の決壊などによる二次災害、今後の台風や大雨による土砂災害の拡大など、予断を許さない状況にありま す。政府は 7 月 14 日に豪雨災害としては初めて「特定非常災害」に指定しました。防災学術連携体はホームページに西日本豪雨災害のページを開設しましたが、学会間の情報共有と今後の対策を検討するために、7 月 16 日(月)16 時から日本建築学会 3 階会議室で、緊急集会を開催いたしました。
なお、防災学術連携体は、学会の調査が進んだ時期に、西日本豪雨災害の合同記者会見も検討しています。今回の災害に関係の深い学会(8 学会程度)に登壇していただき、気象の状況、災害発生のメカニズム、二次災害への備え、避難情報の伝達と救援、今後の台風・大雨への備えなどを情報発信していただければと考えています。また、現在企画中のシンポジウムのテーマを西日本豪雨災害に変更することも考えています。(代表幹事・米田雅子/代表幹事・古谷誠章)
司会進行:防災学術連携体 事務局長・田村和夫
挨拶:防災学術連携体 代表幹事・米田雅子(慶應義塾大学特任教授)
国交省資料の概説:防災学術連携体 幹事・小松利光(九州大学名誉教授)

発表

(防災学術連携体の構成学会、防災減災学術連携委員会、土木工学・建築学委員会の有志、各発表 10 分程度)

日本気象学会(防災減災学術連携委員会)・中村尚(東京大学教授)
日本地理学会・海津正倫(奈良大学特命教授)
日本災害情報学会・沼田宗純(東京大学准教授)
日本自然災害学会・田中茂信(京都大学教授)
日本自然災害学会・高橋和雄(長崎大学名誉教授)
日本地球惑星科学連合リモートセンシング学会)・高橋幸弘(北海道大学教授)
日本計画行政学会、地理情報システム学会・山本加世子(電気通信大学准教授)
日本学術会議・小池俊雄(東京大学名誉教授)
日本地図学会・大木章一(国土地理院)
日本建築学会・田村和夫(建築都市耐震研究所代表)
日本リモートセンシング学会・伊東明彦(宇宙技術開発)
廃棄物資源循環学会・森口祐一(東京大学教授)
日本公衆衛生学会・安村誠司(福島県立医科大学教授)
日本地すべり学会・後藤聡(山梨大学准教授)
日本地すべり学会・佐藤剛(帝京平成大学教授)
日本森林学会・大丸裕武(森林総合研究所)


今後の取り組みについて議論