日本学術会議公開シンポジウム

免震・制振データ改ざんの背景と信頼回復への道筋


日時:2019年 1月 15日(火) 13:30~17:30
会 場:日本学術会議講堂
主 催:日本学術会議 土木工学・建築学委員会
参加費:無料
申込み:定員に達したため申し込みを締め切らせていただきました。

ご案内PDF    発表資料一括印刷用PDF(終了後日公開予定)


2018年10月に公表されたオイルダンパーの出荷検査のデータの改ざん、2015年3月の免震積層ゴムのデータの改ざんは、市民、不動産業界、建設業界に多大な混乱を招いている。いずれの製品も構造物に組み込まれているため、検査や取り替えは容易でない。
世界に先駆けて地震国日本において研究が進み、実用化が図られてきた免震構造や制振構造の信頼性が揺らいでいる。地震に負けない構造物を造るためには、免震や制振の製品の性能を担保することが重要であることは論をまたない。これまで、重要な製品の性能確認を製造会社の自社出荷検査に任せてきたことに直接的な原因があるが、品質管理方法に関して徹底した原因究明のもと、性能確認試験データ改ざんの再発防止策を講じる必要は大きい。
この問題については、出荷される免震・制振製品が十分な品質を確保していることを検証する上で、信頼できる第三者による抜き取り検査体制の確立、海外にあるような本格的な実験設備を備えた検査機関の設置の2点が解決の糸口になると考えるが、シンポジウムでは、一つの提案を行い、講演者、会場の方々と真剣な議論を行い、信頼回復のためのより良い道筋を見出したい。
司 会    依田 照彦(日本学術会議連携会員、早稲田大学名誉教授)

13:30    開会及び趣旨説明     米田 雅子(日本学術会議会員、土木工学・建築学委員長、慶應義塾大学特任教授)

13:35    来賓挨拶     淡野 博久(国土交通省住宅局建築指導課長)

13:40    免震・制振部材およびそれを用いた建物の認定の現状     竹内 徹(日本学術会議連携会員、東京工業大学教授)

14:00    検査データの改ざんと免震・制振の地震時応答     斉藤 大樹(日本学術会議連携会員、豊橋技術科学大学教授)

14:20    高減衰免震ゴムの検査データ捏造と取り替え工事     高山 峯夫(福岡大学教授)

14:40    オイルダンパーの検査データ改ざんと取り替え工事     山中 昌之(大林組設計本部副本部長)

15:00    橋梁における免震支承および制振ダンパーの性能保証     高橋 良和(日本学術会議連携会員、京都大学教授)

15:20    免震・制振部材の実大実験をめぐる国内外の状況     笠井 和彦(東京工業大学特任教授)

15:40    休憩(10分)

15:50    免震・制振の信頼回復への一提案     和田 章(日本学術会議連携会員、東京工業大学名誉教授)

16:10    総合討論「信頼回復への道筋」     コーディネータ 米田 雅子(前出)、和田 章(前出)

17:25    閉会挨拶     前川 宏一(日本学術会議会員、土木工学・建築学副委員長、横浜国立大学教授)

17:30    閉会