日本学術会議 防災減災学術連携委員会

第2回「防災に関する日本学術会議・学協会・府省庁の連絡会」ー災害時医療と理工学分野の連携ー


日時:2019年6月13日(木)13:00~17:30
会場:日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)

災害発生後の緊急時における医療活動は、人命を守る観点で極めて重要である。この活動を支えるためには、被災状況の把握、被災地までのあるいは被災地における交通・輸送の確保、病院・避難施設の安全・環境面の問題など、理工学の諸分野の技術や情報が展開される必要がある。
本連絡会では、災害発生直後の医療・看護活動をスムースに進めるための連携に的を絞り、各分野の情報交換を行うとともに、今後の連携のあり方と方策を考える。

ご案内PDF     一括印刷用資料1(A4・防災学術連携体)    一括印刷用資料2(A4)
13:00 開会
司会:防災減災学術連携委員会幹事 田村和夫
13:00 開会挨拶 防災減災学術連携委員会 委員長 米田雅子
13:05 趣旨説明 防災学術連携体 副代表幹事 小井土雄一
13:10 挨拶 内閣府 防災担当政策統括官 海堀安喜
13:15 出席者の紹介

13:20 災害医療関係の学会から問題提起
日本災害医学会:災害時の医療活動と課題(安全性確保,ライフライン確保,機能維持と復旧等)(近藤久禎、近藤祐史)
    ・災害時の医療活動と課題(近藤久禎)
    ・SPIが災害医療にもたらした変化(近藤祐史)
日本災害看護学会:災害時の看護活動と課題、減災ナースの取組み(神原咲子、小原真理子)
    ・災害時の看護活動と課題(神原咲子)
    ・学会認証に向けての「まちの減災ナース指導者」養成研修の実際と今後の課題(小原真理子)
日本水環境学会:災害時の医療施設における給水確保のためのソフト・ハード対策の推進(秋葉道宏)

14:20 理工学分野の学会からの情報提供
日本建築学会:建築施設の被災状況とモニタリング(日比野陽)
地盤工学会:医療施設・道路・ライフラインの液状化対策(小高猛司)
地域安全学会:病院力診断システムと使用継続判断システム,災害研修プログラム(池内淳子)
日本地震工学会:病院における電力供給確保、管路の優先耐震化(鍬田泰子)
土木学会:リアルタイム洪水ハザードマップと災害医療への適用(竹林洋史)
日本地図学会:災害時における地理空間情報の提供(宇根寛)
日本自然災害学会:スパコンを用いた浸水計算と避難誘導への活用(小林健一郎)
計測自動制御学会:災害時に活用可能なロボット技術(椹木哲夫)

15:40- 15:50 休  憩

15:50 関係府庁省と学協会との意見交換(コーディネーター:米田雅子(前掲))
(1)医療機関の機能維持と早期復旧
厚生労働省医政局:災害拠点病院の電気、水の確保について(15分) 西田 翼
意見交換
(2)災害時の情報共有
国土交通省国土地理院:防災地理情報の活用について(15分) 中島秀敏
内閣府政策統括官(防災担当)防災計画担当:ISUTの取組みについて(15分) 西山直人
意見交換
(3)その他(医療機関施設の安全性の確認と確保など)
意見交換
以上のテーマごとに、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、厚生労働省、国土交通省、環境省、防衛省、気象庁など の関係府省庁の関係部局の方々、日本学術会議・各学会メンバーにより意見交換を行う。

17:10 日本学術会議、府省庁、防災学術連携体の構成学会からのお知らせ
    ・防災基本計画修正(令和元年5月)の概要
    ・国土強靭化の取組について

17:30 閉会
閉会挨拶:防災減災学術連携委員会幹事 目黒公郎