防災推進国民大会2023/セッション日本学術会議学術シンポジウム/第17回防災学術連携シンポジウム
防災科学からみた関東大震災の回顧と展望
2023年09月17日(日)開催
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当日のシンポジウム終了後に質問用紙にて寄せられました質問に対して回答させて頂きます。
Q:首都直下地震が起これば日本一国では対応できない可能性もある。海外との協力体制をどのように構築しておけばよいか。
A:平常時から国際的な連携体制を構築する必要がある。また、災害発生時には、被災した国の実情などを考慮して支援を行う必要がある。(山本佳世子)
Q:防災で正常化バイアスが相当邪魔をするはず。これをどのようにつぶせばいいか。
A:一般の人々に、常日頃から災害について学んでいただきたい。こうした学習によって、災害リテラシ、学習リテラシを身につけていただきたい。(山本佳世子)
Q:東日本大震災時、東京23区内での出来事ですが、保育園から助けを求める声があり近隣の会社から避難を手伝う事がありました。児童・高齢者施設の民営化に伴う分散化、および近年の災害を顧みますと初動が重要であり、4つの防災計画のうち地区防災計画が主軸になると考えますが、現状では有効に機能・訓練・計画がなされていないように思います。こういった視点での新たな対策・新技術等はございますでしょうか?
A:実際に避難訓練などを行うことが望ましいが、仮想現実(virtual reality: VR)や拡張現実(augmented reality: AR)を用いた避難行動支援・避難訓練も近年では盛んに行われてるようになっている。(山本佳世子)